◇18日 体操 パリ五輪代表選考会兼NHK杯第3日(高崎アリーナ)

 女子個人総合の2回目が行われ、牛奥小羽(19)=日体大=が最後の5人目に滑り込んだ。

 得意の跳馬で14・166点をマーク。会心の演技で、東京五輪のメダリストで日体大の村上茉愛コーチと抱き合った。「五輪選手に選ばれた実感はまだない。今まで一番いい跳躍ができました」と白い歯を見せた。

 愛知県小牧市出身。五輪2度出場の寺本明日香さんを輩出したレジックスポーツ出身で、村上コーチの現役時代と同じ髪形のショートカット。”師匠”は「寺本さんからも『いい子だよ』と言われた。すごいパワーだけど、しゃべるとかわらしい」と頰を緩めた。

 ほかに宮田笙子(19)=順大=が3連覇を果たし、初の代表に決まった。2位の岸里奈(16)=戸田市SC、3位の岡村真(18)=相好ク、4位の中村遥香(16)=なんばク=も代表入り。全員が初代表となるのは1984年ロサンゼルス五輪以来。平均17・6歳の”ティーンジャパン”で臨む。5位で3大会連続出場を逃した杉原愛子(24)=TRyAS=は補欠となった。