ビットコインの10月10日のローソク足の上ヒゲは、高値で売られたことを示しているが、ブレイクアウトレベルである52,920ドルを下回ることができなかったことで、強気派が元気になったようだ。

10月11日の積極的な買いにより、価格は10月10日の日中高値である56,561.31ドルを上回り、60,000ドルへの道が開かれた。20日指数移動平均(EMA:50,196ドル)が正の傾きを示していることと相対力指数(RSI)が買われ過ぎゾーンにあることは、強気派が市場を支配していることを示している。

もし強気派が60,000ドルを超えて価格を突き上げれば、BTC/USDTペアは史上最高値の64,854ドルに挑戦する。買い手がこのハードルをクリアすれば、強気のモメンタムはさらに高まるだろう。

弱気の最初の兆候は、ブレイクアウトレベルである52,920ドルを下抜けてクローズすることだ。これは、トレーダーが高値で利益を確保していることを示唆している。そこで、弱気派がチャンスと判断し、価格を50日単純移動平均(SMA:47,727ドル)の下に引き込もうとするだろう。

イーサ(ETH)は10月10日に急落したが、10月11日に20日EMA(3,369ドル)までの下落を強気派が積極的に購入した。これは、センチメントが依然として強気であり、トレーダーが押し目で購入していることを示しており、ポジティブな兆候だ。

強気派がネックラインを押し上げて価格を閉じれば、逆三尊パターンが完成する。この反転パターンのターゲットは4,657ドルだが、弱気派は4,027.88ドル、そして史上最高値の4,372.72ドルの強力なレジスタンスを狙ってくるだろう。

もし価格が直上のレジスタンスいから下降し、50日SMA(3,351ドル)を下回れば、この強気の見方は否定される。ETH/USDTペアはその後、心理的なサポートである3,000ドルまで下落する可能性がある。

リップル(XRP)のタイトなレンジ取引は、10月9日に50日SMA(1.08ドル)をブレイクして上に閉じたことで、上向きに解決した。しかし、10月10日のローソク足の上ヒゲは、弱気派が1.24ドルのレジスタンスを守っていることを示している。

強気派が現在のレベルから大きく離脱しなければ、1.24ドルを上抜けする可能性が高まる。20日EMA(1.06ドル)はわずかに上向きに傾斜しており、RSIは60を超えていることは、買い手に有利なシグナルだ。

1.24ドルをブレイクしてクローズすると、XRP/USDTペアは1.41ドルに押し上げられる。これは克服するのが難しいレジスタンスであるが、もし越えられれば、1.66ドルまで上昇する可能性がある。この強気の見方は、価格が下降に転じて20日EMAを下回れば無効となる。その場合、価格は1ドルまで引き下げられ、さらに100日SMA(0.93ドル)まで下落する可能性がある。