ツイッターは9月、主要なソーシャルメディアで初めてビットコイン(BTC)チップ機能を採用し、ユーザーがお気に入りのコンテンツ制作者に直接BTCを送ることができるようにした。また、ユーザーがBTCをライトニング・ネットワークを介して送信することで、ほぼ瞬時に決済できるようになった。

ドーシー氏は、26日に行われた同社の第3四半期決算発表の電話会議で、仮想通貨が同社の全体的なグローバル戦略にどのように関わっているかというアナリストの質問に、次のように述べた。

「それ(ビットコインの投げ銭)は、どんどん改善されていくだろう。投げ銭とサブスクリプションはどちらも新しいものだ。これらの製品は、小規模から始めて、ユーザーが継続して利用したいと思うような適切な製品を見つけ出し、ユーザーが毎日評価していることを確認できる。そして、より多くの人々に提供し、規模を拡大し、製品の向上を続けていく」

ドーシー氏は、ビットコインの投げ銭機能を、プラットフォーム上の広告主との提携など、企業向けの取り組みといずれ統合できると予想。ツイッター上の収益貢献アクティブデイリーユーザー数(mDAU)は、前年比13%増の全世界2億1100万人に達している。

今月初めには、同じくドーシー氏が創業した金融サービスプラットフォーム「スクエア」が、オープンソースのビットコインマイニングエコシステムを構築する計画を発表した。その際ドーシー氏は、同社の目的がビットコインのさらなる分散化を支援し、テクノロジーの分散回復力を高めることにあると述べた。