エルサルバドルのティーンエイジャー、ヘラルド・モラン氏がエルサルバドルのビットコイン・ディプロマプログラム「ミ・プリメール・ビットコイン(My First Bitcoin)」を修了した。その後モラン氏はかつての高校に戻り、教師たちにビットコイン(BTC)について教えることになった。

7月8日の一連のツイートで、18歳の若者であるモラン氏は「ミ・プリメール・ビットコイン」によって「1日6ドルを稼ぐ」建設業での人生から離れることができたという。

モラン氏は、11歳から主に建設業と観光業で働いてきたが、エルサルバドル国民がほんのわずかな報酬のために一生懸命に働く理由が理解できなかったと語った。

ツイッター上でモラン氏は「わが国の人々がどうしてこれほどまでに少ないお金のために多くを働くのか、その理由を考えた」と述べた。

「建設業で1日6ドルを稼ぐことはもはや現実的ではなかった。だから私はこの先にチャンスがあることが考えられず辞めた」
モラン氏は、自身の学校がビットコインのディプロマコースへの参加者を募集したときに応募し、すぐにコースで優秀な成績を収めた。

モラン氏は今、彼の故郷で「ビットコイン教育をリード」しており、彼のかつての高校、アントニオ・J・アルファロで8人のシニア教授たちにビットコインを教えるという。

コインテレグラフは以前、ミ・プリメール・ビットコインが世界中のビットコイン教育支持者からの寄付により、1 BTC以上を集めたと報じた。

ポーランドからカナダまで、世界中の人々がライトニングネットワークを通じてサトシを送り、エルサルバドルのビットコイン・ディプロマプログラムの成長を支えた。

2022年8月、エルサルバドルの教育ディレクターであるギルベルト・モット氏はコインテレグラフに対し、政府がビットコインについて市民を教育することに焦点を当てていると語った。特にティーンエイジャーに対してだ。

「もし私たちが国内のすべての16歳や17歳にアプローチできれば、その人口層は非常に戦略的だ。彼らは家に帰り、親やおば、おじ、弟や妹と話すだろう」