副島萌生アナと森下絵理香アナ

 NHK局内で2人の“エリカ様”に注目が集まっている。“エリカ様”とは、4月からNHKの看板番組「ニュース7」で月曜〜木曜を担当する副島萌生アナ(32)と、金曜〜日曜と祝日を担当する森下絵理香アナ(32)のこと。2人は誕生日が1日違い、15年入局の同期でもある。一体、何が起こっているのか。

 絶対エースだった和久田麻由子アナ(35)の後任として、注目を集める副島アナ。4月から糸井羊司アナ(46)とともに、「ニュース7」の月曜〜木曜を担当する。慶大卒で実家は開業医という生粋のお嬢様だ。現場では、「プライドが高く、スタッフにもアレコレと物申す、いわば“エリカ様”タイプ」(報道局関係者)との評もある。

 一方の森下アナは、高井正智アナ(44)と川口由梨香アナ(27)とともに、4月から「ニュース7」の金曜〜日曜、祝日を担当。上智大卒で、在学中には気象予報士の資格を取得。高校時代の2年間を米国で過ごしていて、英語がペラペラの才媛だ。現在は国際放送のニュース番組「NHK NEWSLINE」などを担当。下の名前は「エリカ」である。

「現在、副島アナばかりがクローズアップされていますが、森下アナも相当な個性派です。23年の年越し番組『ゆく年くる年』では、リポーターを務めましたが、黄色のコートで登場したため、局内がざわつきました。周囲の目を気にしない、わが道を行くタイプなんです」(同)

 森下アナは16日の「ニュース7」で、北陸新幹線が延伸開業した様子を中継していて、その際、「この新幹線、到着する瞬間をお見せしたかったんですが、着いてしまいました」とコメント。この時も局内がざわついたという。

お互いをライバル視か

「森下アナはこの1年間、『ニュース7』の金曜〜日曜、祝日でサブキャスターを務めるなど、『ニュース7』では副島アナの“先輩”にあたります。セブンへの異動内示後、副島アナが森下アナにあいさつを兼ねて言葉をかけた際は、森下アナが上から目線なリアクション。周囲はピリッとした空気になったといいます。2人がお互いをライバル視している可能性は大いにあります」(同)

「ニュース7」をめぐっては、和久田アナが育休を経て、23年4月にキャスターとして復帰した際、子どもがまだ小さいことを配慮し、出演は月曜から木曜となった経緯がある。今年4月からもこの担当制を踏襲している。

「和久田さんが担当する前までは、月曜〜金曜を担当するキャスターが『ニュース7』の“顔”でした。しかし、担当する曜日が変わったことで、番組内の“力学”も変化するかもしれません。月曜〜木曜、金曜〜日曜・祝日の体制では、単純に数字だけで比較すると、担当日は“4日間と3日間”ですが、祝日によっては“3日間と4日間”と逆転する週も出てきます」(同)

 金曜〜日曜・祝日の担当キャスターは、どちらかといえば、サブ的な立ち位置と見られていたが、「最近は数字も見るようになり、扱いとしては『月曜〜木曜』と同等になっています」(同)。

 果たして、どちらが、「ニュース7」の“顔”になっていくのか。

デイリー新潮編集部