業界で今、ネクストブレイク女優の筆頭 と目されているのが出口夏希(22)だ。1月期の月9ドラマ「君が心をくれたから」(フジテレビ)では、主演・永野芽郁(24)の恋人を演じる山田裕貴(33)の妹役。4月からは山下智久(38)の主演ドラマ「ブルーモーメント」(フジ)でヒロインに抜擢された。

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 中国出身の彼女は、2017年夏に友人と串揚げを食べに東京・渋谷の宮益坂を歩いていたところをスカウトされて芸能界入りした。民放プロデューサーは言う。

「翌年には集英社が主催する『ミスセブンティーン2018』の6人のうちの1人に選ばれ、女子中高生向けファッション誌『Seventeen』の専属モデルに。彼女と入れ替わるように同誌を卒業したのが広瀬すず(25)でした」

 19年にはオムニバスドラマ「ココア」(フジ)に主演し、女優デビュー。23年に配信された是枝裕和監督のNetflixドラマ「舞妓さんちのまかないさん」では、森七菜(22)とダブル主演を務めた。

「3月2日に放送されたラジオ番組『広瀬すずの“よはくじかん”』(TOKYO FM)に森がゲスト出演した際、仲の良い女優として彼女が出口の名前を挙げると、広瀬も絶賛していました」

広瀬:仲良い人は?

森:一番仲良いのは「舞妓さんちのまかないさん」で共演した出口夏希……。

広瀬:でぐっちゃん! 可愛いよね!

森:あの人(出口)、すごい好きな顔なんです。

広瀬:記憶違いでなければ、私が「Seventeen」を卒業した年に入ってきたかくらいで、「な!」って思ったもん。可愛くてめっちゃ覚えてた。

 広瀬と森にも絶賛される可愛さなのである。

朝ドラの可能性も

「姉3人、弟1人の5人姉弟、中国人の母親と日本人の父親とのハーフだそうで、ビジュアルがやばいくらい強いんです。ドラマはもちろんですが、CMなどでも引っ張りだこになるはずです」

 すでに昨年からは、本上まなみ(48)や常盤貴子(51)、綾瀬はるか(38)らを輩出した爽健美茶のCMでイメージキャラクター(爽健美人)も演じている。

「昨年12月に公開された福原遥(25)が主演の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』ではヒロインの友人役、今年配信予定の永瀬廉(25)が主演のNetflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話』ではヒロインを演じます。どちらも主人公はNHKの朝ドラ出身ですから、出口のヒロインも近いかもしれません。NHKが好きそうな朝ドラ顔ですし、演技の評価も悪くない。しかも、スタッフ受けもいい」

 今年1月期には月9「君が心をくれたから」に出演すると同時に、ドラマ「アオハライドSeason2」(WOWOW)では主演を務めたのも、出口の実力が評価されているからだろう。

「所属事務所インセントのイチ押し女優ですからね。インセントは元々モデル事務所でしたが、大手の研音と業務提携し、女優のマネージメントにも本腰を入れるようになりました。おかげで山本美月(32)と山本舞香(26)のW山本が活躍しています」

 W山本のうち美月はともかく、舞香のほうは俳優の伊藤健太郎(26)との交際・破局説が繰り返し報じられている。

先輩を反面教師に

「奔放さとぶっちゃけキャラが売りの山本舞香は、事務所の管理が行き届いていないかもしれませんね。出口の場合はこれからですから、事務所も気をつけているでしょう。もっとも今は、仕事が増えてきて楽しいので、恋愛どころではないと聞いています」

 父親から恋愛を禁じられているとインタビューで答えたこともある。

《「お父さんがすごい過保護で……『嫁には出さん』って(笑い)」。(中略)以前は21歳までに結婚したかったが、願望がなくなったという。「自由でいたいなと」と笑った。》(日刊スポーツ:22年1月9日付け)

「出口の場合、スキャンダルさえなければ未来は明るいと思います。事務所の先輩である山本舞香にも可愛がられているようですが、彼女を反面教師として朝ドラヒのロインを目指して頑張ってもらいたいです」

デイリー新潮編集部