【3月10日】

 −岡留は投げるたびに評価が高まる。

 「今日は桐敷が投げられへんかったからな。(8日・ヤクルト戦で)球数増えたからな。だから2イニングいかしたけど、良かったんちゃう」

 −(中継ぎの)ポジションも上がっていく。

 「いや、ポジションて、順番は決めてないよ。ゲラ、岩崎は最後の方になると思うけど、それまでは決めてない、決めてない。まだ決められへんよ、まだ10試合以上残ってるのに。そんな順番とかやるのはもっと後よ」

 −岩崎はどのように見ていた。

 「どのようにって普通やろ」

 −新人はこれだけ観客が入った中で投げる経験は少ない。

 「そらみんなやで。だからどんなピッチングでも、津田にしても、最後(捕手)に言うたんや。(カーブが)1球ボールになったらもう使わへんやん、だからアカンねん、はっきり言うて。最後なんかベンチから言うたんやで『カーブ投げ』言うて。分かるやろと思うけどな。ピッチャーつぶしたらアカンよ、ほんまに」

 −そのへんの課題は直らない。

 「巨人のバッターなんか分かっとるわけやからな。やっぱり、もうちょっと準備せなあかんと思うで俺は。ピッチャーのええ球がカーブやのに、なんでカーブ投げへんねやろって。キャッチャーがストライク取れるリードやないんや、ピッチャーのいい球を引き出してやらなアカンねんからな。それがボールなる時もあるやんか。それでも(投手の良さを)消してしもたらアカンわなあ」

 −中野の死球は。

 「大丈夫やろ」

 −甲子園は大入り。

 「営業の話やん。俺らになんにも返ってけえへん」

 −(オープン戦9連敗に)済んだことは仕方がない?

 「別にそんな(笑)」