何度も驚かされた。20日に開幕した米大リーグ。テレビで放送されていたドジャース−パドレス戦を見ながら、これが最高峰の戦いかと感じる場面が多々あった。足は速いわ、肩は強いわ、打球は飛ぶわ。改めてメジャーリーガーのすごさを痛感させられた。

 鳴尾浜で取材していると、選手らも前夜の熱戦を見たそうだ。湯浅は「ショートのほぼ正面に打っても併殺にならないんですよ。(ドジャースの)大谷さん、足が速すぎます」と興奮気味に話す。高橋はドジャースの開幕投手を務めたグラスノーの投球に「角度とか。本当にすごかった」と振り返った。

 ドラフト4位の百崎(東海大熊本星翔)が注目していたのは、同じ遊撃でパドレスの金河成だ。「スローイングがやばかったです。肩強すぎますよ」と目を奪われたという。

 練習を終え、部屋に帰っても野球。みんな根っからの野球小僧だ。(井上慎也)