センバツのためにホームグラウンドの甲子園を明け渡してはいるが、隣接の室内練習場をチームが使うことはある。21日も1軍全体練習を実施。取材場所となっている通路には、アルプススタンドの大声援やブラスバンド演奏が響いて、臨場感であふれた。

 青柳の取材はちょうど第2試合・広陵−高知の二回イニング間に重なって、広陵の校歌が流れていたが「これ、どこの校歌?」と報道陣に逆質問。高卒2年目の門別は東海大札幌時代に甲子園出場歴はないが、年の近い高校球児の戦いを肌で感じて、「甲子園に出てないので、いいなって思います」とうらやましそうにしていた。

 ただ、3月下旬になっても最高気温が10℃以下で真冬のような日もあるだけに、平田ヘッドコーチは「これだけ寒いと、見に来るお客さんも大変だよな」と心配顔。寒さを吹き飛ばすような熱闘を、聖地で繰り広げてほしい。(丸尾匠)