「トラ番25時」“何もない”球場でたくさんの愛
最寄りの清水駅から車で15分程の場所にあり、タクシーの運転手“お墨付き”の「何もない」ところ。確かにコンビニすら見当たらない。だが球場に着くと駐車場は地元の自家用車でにぎわっていた。地元の方いわく、高校野球も含めて、球場で行われる試合を観戦しようと毎日のように足を運ぶのだという。そのため平日の昼間でもそれなりの人が集まっていた。
驚くことに、ここでも応援姿勢200%の虎党の姿があった。ユニホームやタオルを持ってビジターでも負けじと声を出し、試合後は出待ちも。試合中は互いの声援が自然にこだまして響き渡っていた。“何もない”球場でたくさんの愛を見つけることができた。(和泉玲香)