「トラ番25時」ドタバタの連続だった横浜遠征
2戦目は朝から雨が降り、試合中止と帰阪に備えてスーツケースを球場に持参したほど。どこからともなく「野球は雨の中やるもんじゃないですよ…」といった声も聞こえた中、プレーボールはかかるのか、ヤキモキさせられた。
試合は1−0の六回表前に中断。このまま降雨コールドで終わると思っていたが…再開後の七回にひっくり返され、九回に大逆転。紙面メニューも二転三転し、久々に慌てふためいた。
興奮冷めやらぬ試合後は、中華街へ向かう道中にスーツケースを忘れたことに気付き、再び球場に戻るというオチまで付いてしまった。どしゃ降りのハマスタで見せた虎の執念とともに、記憶に残る横浜遠征になった。(杉原史恭)