日本アクセスが導入する富士通の『Fujitsu 買掛照合AIサービス」

 日本アクセス(東京都)は6月2日、富士通(東京都)が開発したSaaS型AIサービス「Fujitsu買掛照合AIサービス」を導入し、4月より運用を開始したことを発表した。

 経理業務では、取引先への請求データと自社台帳データの突き合わせを行い、会計帳簿に記載された買掛金の消込作業がある。同サービスは、その作業負担を軽減する。

 日本アクセスと富士通両社が数カ月間実施したトライアルで、スタッフ稼働時間の削減効果が確認できたことから運用を開始。

 今後、約2年間の移行期間で取引メーカー約600社の買掛照合業務で同サービスを利用する予定。

 一方で、依然として多くの取引メーカーとの間で紙の請求書でのやり取りが残っており、これらをデータ化していくことで同サービスの活用範囲拡大に取り組む。

 2025年までに年間で約1万2000時間の削減を目指す。

著者:ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室