H-D史上最大のポテンシャルを持ったロー&ロングなシルエットとファットなリアタイヤを備えるドラッグスタイルはそのままに新たな装備を身につけブラッシュアップされた2023 年のブレイクアウト。日本での人気に応えるかのように復活を遂げたブレイクアウトの魅力を解剖する。

日本で大人気のブレイクアウトがさらに進化を遂げた「2023 BREAKOUT 117」。

新たな姿へとリニューアルされた新型ブレイクアウト。最大の特徴と言えるロー&ロングの攻撃的なシルエットはそのままに、1923ccのミルウォーキーエイトエンジンを搭載し、大容量タンクを装備。基本的なフォルムは初代ブレイクアウトへの原点回帰を感じるが、26本スポークのニューホイールの装備や、エンジン周り/ストラットなどがクロームメッキ仕上げとなったことで、これまでのブレイクアウト以上にゴージャスなオーラを醸し出している326万4800円〜

クルーザーモデルの中で最長ホイールベースを誇るロー&ロングなシルエットと240サイズのワイドタイヤを履いたマッスルなリアビューが最大のアイデンティティ。ニューデザインの26本ホイールが足周りの迫力を強調している。

心臓部は従来の1868ccから1923ccへスープアップした“ミルウォーキーエイト117” を採用。高効率のエルボータイプエアクリーナーに変更し、パワフルな走りに磨きをかけた。

ハイパフォーマンスの2-into-2オフセットショットガンエキゾーストによって中回転域トルクの範囲が拡大し、滑らかな吹け上がりを実現。クラシカルなルックスも◎

未来的なデザインを採用するLEDヘッドライト。伝統的なスタイルを守りつつ、新しさを追い求めるハーレーのスタンスが顔つきに表れている。

新型のハンドルライザーを採用したことで、ハンドル位置が3/4インチ高くなった。ブレイクアウトは比較的前傾になりやすいので、僅かな差だが、上半身が起きるので操作が楽になるはず。

ガソリンタンクはこれまで13.2Lの比較的コンパクトな仕様だったが、新モデルは43%内容量を拡大した18.9Lタンクに変更。不安なくロングを走るためのディテールだ。

加速時のお尻のズレを防ぎ、ロングライドでも腰をしっかりサポートしてくれるホールド性の高いシートだが、新設計の形状によって大型タンクの装着が可能となった。

【問い合わせ】
ハーレーダビッドソン ジャパン
https://www.harley-davidson.com/jp/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年4月号 Vol.348」)

著者:Lightning 編集部