イチゴのシーズン到来! 大分県でも多くの農園が栽培しており、県産ブランドイチゴ〈ベリーツ〉をはじめ、品種も多彩です。県内のカフェやテイクアウト専門店のほか、観光農園に併設しているお店でもそれらのイチゴを使ったスイーツを提供しています。いましか味わえない季節の味を食べに行きましょう!

グラスの中の芸術。イチゴスイーツの王道「パフェ」

キラリと輝く、真っ赤なイチゴがキュート!
洗練されたイチゴのパルフェ〈CAFE LIMOGES〉

〈CAFE LIMOGES〉の「苺とマスカルポーネのミルフィーユパルフェ」
「苺とマスカルポーネのミルフィーユパルフェ」2145円。

イチゴ、メロン、モモ、栗、芋など、季節ごとに旬のフルーツを使用した贅沢なパフェが人気の〈CAFE LIMOGES(カフェリモージュ)〉。今年は「苺とマスカルポーネのミルフィーユパルフェ」が登場。細長いパフェグラスの上に、イチゴを3つも使ったミルフィーユがまるごとのっているのも食べ応えがあります。

背の高いパフェグラスの中にはイチゴがたっぷり入っているのはもちろんのこと、手づくりのイチゴのマスカルポーネアイスやアールグレイカスタード、オレンジシャーベットにレモンジュレなど、さまざまな味が楽しめるよう趣向を凝らしています。

〈CAFE LIMOGES〉の外観
駐車場も広々。日光が入る明るい店内にはソファー席もあるのでゆっくり過ごせる。

最後には“ある形”のイチゴが出てくるので、グラスが空になるまでワクワクが楽しめます。提供は5月頃まで。イチゴがなくなり次第終了なので、インスタを確認して訪れてみて。

Information
CAFE LIMOGES
address:大分県大分市角子原1-2-18
tel:097-521-0073
access:JR大在駅から車で約5分、徒歩約20分
営業時間:11:00〜21:00(20:30L.O.)*月曜〜16:00(15:00L.O.) ※時間変更の場合あり
定休日:木曜
Instagram:@cafe_limoges

製菓店のパティシエがつくる、
見た目や食感にもこだわった本気パフェ〈月うさぎ〉

〈月うさぎ〉の「いちごみるくパフェ」
「いちごみるくパフェ」1320円(テイクアウト1188円)。販売は例年1月中旬〜5月くらいまで。

佐伯市街地から少し離れた閑静なエリアにある、代々続く老舗の製菓店。その店頭では、おまんじゅうやどら焼き、練り切りなどの和菓子から見目麗しき洋菓子まで、幅広い商品が並んでいます。

〈月うさぎ〉の外観
テラス席などもあり、のんびりできる。

店内にはカフェスペースもあり、イートインも可能。なかでも人気が高いのが、季節のフルーツを使ったこだわりパフェ。練乳のかかったイチゴから始まり、イチゴクランチ、フィヤンティーヌなど、食感が層ごとに変わります。最下層には紅茶ゼリーでさっぱり。地元の人に愛されるお菓子屋さんがつくる、味、食感、見た目にもこだわった自信作。テイクアウトもできます。

Information
月うさぎ
address:大分県佐伯市女島2-2
tel:0972-22-0099
access:JR佐伯駅から車で約7分
営業時間:9:00〜19:00
定休日:元日
web:月うさぎ

クリーム&ベリーツがたっぷりの限定パフェ
〈Cafe 月の舎〉

〈Cafe 月の舎〉のパフェ「アナ雪」
大分県産ブランドイチゴ〈ベリーツ〉が採れる期間限定で提供される「アナ雪」1210円。

ハンバーグやチキン南蛮、ドリア、パスタ、ピザなど、カジュアルな洋食メニューが人気の豊後大野市の〈Cafe 月の舎(つきのやどり)〉。スイーツもバラエティ豊かに揃っていますが、人気なのが冬〜春限定の「アナ雪」です。

採れたての大分県産〈ベリーツ〉やミルク感たっぷりのプレミアムソフト、フルーツグラノーラを美しく重ねており、おいしいのはもちろん、パッと華やぐ見た目が乙女心をくすぐります。まろやかな口当たりながら、後味はサッパリとしているので、ランチのあとにオーダーする人も多いのだとか。

〈Cafe 月の舎〉の外観
ランチはもちろん、カフェタイムにも幅広い層の人が訪れる。

雪の降っている日に名づけたというネーミングは覚えやすくて子どもたちにも大人気。ブルーの壁面が印象的な店内で撮影すれば、SNS映え間違いなし!

Information
Cafe 月の舎
address:大分県豊後大野市三重町小坂4165-12
tel:0974-22-7077
access:JR菅尾駅から車で約4分
営業時間:11:00〜16:00(土・日曜、祝日〜17:00)
定休日:水曜
Instagram:@cafe.tukinoyadori

表現の幅広さは無限大! 映える個性派スイーツたち

ベリーツを存分に味わう華麗なるパフェ
〈Cafe Least〉

〈Cafe Least〉の「苺パフェ」
「苺パフェ」1600円。4月末頃までの提供を予定。

国道210号沿いの交差点付近にたたずむ2階建てのビル。階段を上った先にある重厚な扉を開くと、窓からやさしい日の光が入るナチュラルでオシャレな空間が広がっています。旬のフルーツを使用したスイーツが人気の〈Cafe Least〉では、「こぼれ苺の升スイーツ」、「苺パフェ」、「苺モンブラン」など、見た目も華やかなイチゴスイーツを豊富にラインアップ。

なかでも、ベリーツをふんだんに盛った「苺パフェ」は、イチゴクリームにパンナコッタ、ほどよい甘みのイチゴソースといったイチゴ尽くしの構成。ベリーツの酸味がアクセントになり、やみつきになる味わいです。

〈Cafe Least〉の内観
カップルや友人はもちろん、おひとりさまでも利用しやすいカウンター席も。

そのほか、ストロベリーなど4種から選べる「パンナコッタ缶」を手土産にぜひ。

Information
Cafe Least
address:大分県大分市木上387-3 オンリー不動産2F
tel:090-7983-1100
access:光吉ICから車で約10分
営業時間:11:00〜17:00(16:30L.O.) ※予約不可
定休日:不定休
Instagram:@cafe_least

イチゴの甘みと酸味、生地のサクッと食感が好相性!
〈エクレア専門店 アカゲラ〉

〈エクレア専門店 アカゲラ〉の「安心院さがほのかのエクレア」
「安心院さがほのかのエクレア」489円(変更の場合あり)。竹田市久住の平飼いの卵を使用。

のどかな田園風景に囲まれた宇佐市の古民家で営む〈エクレア専門店 アカゲラ〉は、黒、白、赤のカラーリングが印象的な野鳥アカゲラの看板が目印。九州産の生クリーム、バター、小麦粉など素材にとことんこだわり、丁寧に焼き上げるエクレアは、季節によって変わる表情も楽しみのひとつです。

5月末頃までは、地元である安心院(あじむ)産の〈さがほのか〉を使用したエクレアを提供。サクッと軽い食感の生地にまろやかな生クリーム、イチゴのさわやかな甘みが重なり、たちまち幸せな気分に満たされます。

〈アカゲラ〉の店内
自然で飾らない、古民家の居心地を堪能して。

またイチゴを使ったパフェは木苺ソースやバニラアイス、ソルベ、シナモンクランブルなど、甘さ控えめのさっぱりとした味わいが評判。〈3 CEDARS COFFEE〉のブレンドコーヒーをおともにどうぞ。

Information
エクレア専門店 アカゲラ
address:大分県宇佐市院内町副531-1
tel:070-2347-5152
access:安心院ICから車で約10分
営業時間:11:00〜17:00 ※カフェ13:00〜、完全予約制
定休日:不定休
Instagram:@akagera_sweetscontrast_

洗練された空間で味わう、ときめくひと皿
〈1969’s space〉

〈1969’s space〉の「紅茶チーズテリーヌ」
「紅茶チーズテリーヌ」1500円。イチゴとテリーヌの味わいが引き立つひと皿。

まちの小さなコーヒースタンド〈1969’s coffeestand>。自家焙煎コーヒーが楽しめ、若い人を中心に多くの人たちが訪れます。そのコーヒースタンドの2階に上がると、シックな装いのカフェスペース〈1969’s space〉があります。

〈1969’s space〉の入口
小さな建物ながらも、小物やインテリアがセンスよく配されている。

コーヒーや紅茶、お茶に合うケーキや和菓子、夏場はかき氷を提供し、毎年1月からはベリーツを使った「紅茶チーズテリーヌ」が登場。香り高い紅茶の風味に包まれた、濃厚でしっとりとした口溶けのテリーヌは、みずみずしいイチゴと相性抜群です。

温かい紅茶やコーヒーと合わせて楽しみたい「紅茶チーズテリーヌ」は、写真映えすることもあって、多くの人たちが心待ちにしているほど。冬から春にかけて提供されるので、春の訪れを待ちながら味わいたいスイーツです。

Information
1969’s space
address:大分県大分市高城本町6-6
tel:097-500-9477
access:JR高城駅から徒歩約5分
営業時間:12:00〜17:30
定休日:火曜
Instagram:@1969s_space

鮮度も量も大満足! 農園併設型のスイーツ店

ベリーツのおいしさを存分に楽しめる!
〈農園Cafe Berry Farmers Kitchen〉

〈Berry Farmers Kitchen〉の「ベリーツパフェ」
イチゴ農園ならではのボリュームがうれしい「ベリーツパフェ」1400円。

田畑が広がるのどかな道を進むと見えてくる、かわいらしいキャラクターの看板。豊後大野市の観光農園〈あっきらきら農園〉にカフェを併設し、冬から初夏にかけて〈ベリーツ〉をはじめ、〈さがほのか〉、〈かおり野〉といった品種を使ったスイーツ、それ以外の季節は冷凍イチゴを使用したスイーツが味わえます。

〈Berry Farmers Kitchen〉の外観
遊具なども充実しているので、小さな子ども連れにも人気。

パフェをはじめ、スムージー、かき氷、アイスなど、実にバリエーション豊か。なかでも、ベリーツだけを1パック分使うという「ベリーツパフェ」は、カップを覆い尽くすほどのイチゴが目を引く一品。ベリーツとトッピングの生クリームがよく合う、甘みと酸味のバランスがとれたパフェなので、あっという間にペロリと平らげてしまえます。

Information
農園Cafe Berry Farmers Kitchen
address:大分県豊後大野市三重町小坂1968 あっきらきら農園内
tel:090-5933-1515
access:JR菅尾駅から車で約7分
営業時間:11:00〜16:00(土・日曜・祝日10:00〜17:00)
定休日:月・火曜
web:あっきらきら農園

イチゴ農家がつくる、体にやさしいスイーツを堪能!
〈苺の丘 farm and cafe〉

〈苺の丘 farm and cafe〉のイチゴを使ったドリンク2種
左から、「濃厚いちごのスムージー」680円、「いちごみるくシェイク」780円。

イチゴを贅沢に使ったスイーツがいただけるのは、宇佐市のイチゴ農園に併設するテイクアウト専門店〈苺の丘 farm and cafe〉。化学肥料を使わず、自然の力だけで育てる昔ながらのつくり方にこだわったイチゴは、濃い赤色と濃厚な甘さが特徴です。

自家製イチゴジャムを使った「いちごみるくシェイク」をはじめ、夏限定の「いちごみるくカキ氷」に使っている8種類の素材はすべて手づくりというこだわりぶり。

イチゴをたっぷり使ったパフェ「苺モンスター2024ver.」
イチゴをたっぷり使った「苺モンスター2024ver.」1500円もおすすめ。数量限定、なくなり次第終了。

なかでもオススメは、採れたてのイチゴを冷凍し、スムージーにした「濃厚いちごのスムージー」。ヨーグルトと蜂蜜で味つけをしており、自然なイチゴの甘さを味わえます。季節の果物を使った期間限定のスムージーもあるのでお楽しみに。

Information
苺の丘 farm and cafe
address:大分県宇佐市山本2079-1
tel:090-6655-9908
access:宇佐ICから車で約4分
営業時間:11:00〜16:30L.O.
定休日:火曜
Instagram:@ichigonooka

イチゴ農家がもてなす、盛り盛りイチゴパフェ
〈いちご農家のテイクアウトカフェ BIG Berry〉

〈いちご農家のテイクアウトカフェ BIG Berry〉の「BBパフェ」
花びらのように盛られた「BBパフェ」1200円。

臼杵市でイチゴを栽培する薬師寺祐也さん・千里さん夫妻。イチゴ農家として働く傍ら、ベリーツを使ったスイーツのテイクアウト専門店を2022年にオープンさせました。

〈BIG Berry〉の外観
春先には旬のイチゴスイーツを求めて多くの人が列をなす。

なかでも看板メニューの「BBパフェ」は、つやつや輝くイチゴに生クリーム、バニラアイス、スポンジ、自家製イチゴソースがぎっしり詰まっており、薬師寺さん夫妻が愛情を込めて育てたベリーツをふんだんに盛ったパフェです。

ベリーツを贅沢に使えるのは、イチゴ農家ならでは。あまりのボリュームにお客さんからは驚きの声と笑顔があふれ出てしまうほどです。そのほか、イチゴジュースやクレープなど多彩なイチゴスイーツを提供しています。

Information
いちご農家のテイクアウトカフェ BIG Berry
address:大分県臼杵市諏訪平岡1組ハーメイン平岡106
access:JR臼杵駅から車で約10分
営業時間:14:00〜17:00(土・日曜・祝日12:00〜)
定休日:不定休
Instagram:@bigberry2019

一期一会のスイーツを味わって!

今回ご紹介した店舗はほんのごく一部ですが、ほかにもさまざまなイチゴスイーツを提供しています。季節限定のうえ、年が変わると改良を加えることもあるので、まさに「一期(イチゴ)一会」のスイーツばかりです。イチゴが採れる時期にぜひ訪れてみてくださいね!

*価格はすべて税込です。

credit edit:シティ情報おおいた編集部