UST Mamiya Japanはグローバル戦略モデル「LIN-Q(リンク)」の日本バージョンとして「LIN-Q BLUE EX」を10月6日より発売すると発表しました。

フレックスさえ合えばアベレージゴルファーでも使いこなせる

 多くのプロが愛用する「ATTAS」シリーズで有名なUSTマミヤは、アメリカ市場では2019年から発売されていたブランド「LIN-Q(リンク)」の日本バージョン、「LIN-Q BLUE EX」(リンク ブルー イーエックス)を10月6日より発売すると発表しました。

 米国では「レッド」や「ホワイト」も存在する「LIN-Q(リンク)」シリーズですが、日本導入第1弾に選ばれたのは「飛び系中元調子」の「LIN-Q BLUE EX」(リンク ブルー イーエックス)。特徴は、高強度・高弾性で超低重量の炭素繊維である「トレカM40X」と「トレカT1100G」にナノアロイ樹脂システムを配合した「Q・Ply Core technology」(Qプライコアテクノロジー)。3つの素材を効率よく組み合わせることで、飛距離性能に加え方向性を重視した叩けるシャフトになっています。

低トルクでアスリート向けシャフトとして登場した「LIN-Q BLUE EX」(リンク ブルー イーエックス)
低トルクでアスリート向けシャフトとして登場した「LIN-Q BLUE EX」(リンク ブルー イーエックス)

「ATTAS」シリーズと比較すると低トルクになっているので、「ブレずにしっかり叩きたい」というアスリートゴルファー向けシャフトになっている「LIN-Q BLUE EX」(リンク ブルー イーエックス)。早速、ヘッドスピード40メートル/秒前後の編集部員が打ってみました。

 最初に試打したのは、普段使っているシャフトに近いスペックである60グラム台の「S」フレックス。

 素振りの段階で「『S』にしては硬いな」と感じましたが、ボールを打つとそれほど気にはなりませんでした。シャフトがムダな動きをしないからなのか、ナイスショットもミスショットもスイングどおりに素直な弾道になる印象でした。

 次に、普段使っているシャフトよりも一段階スペックを下げた50グラム台の「SR」を試打。これが非常に打ちやすかったです。「S」で感じた硬さはなく、非常に振りやすいので思い切り叩けました。

 飛距離が爆発的に伸びることはありませんが、左右のブレはほとんどなく操作性が抜群によかったです。特に印象的だったのがスピン量で、普段よりも明らかに少なくなるのを実感でき、強く伸びる球筋を打つことができました。

普段使っているスペックよりも「軽くやわらい」ものを選べばアスリートゴルファーじゃなくても使いこなせる「LIN-Q BLUE EX」(リンク ブルー イーエックス)
普段使っているスペックよりも「軽くやわらい」ものを選べばアスリートゴルファーじゃなくても使いこなせる「LIN-Q BLUE EX」(リンク ブルー イーエックス)

「LIN-Q BLUE EX」(リンク ブルー イーエックス)は50グラム台の「R」から70グラム台の「X」まで11スペックがラインアップされています。基本的にはアスリート向けですが、普段使っているものより1段階「軽くてやわらかい」スペックを選べば、アベレージゴルファーでも十分「ぶっ叩ける」シャフトになっていました。

 価格は5万5000円(税込み)と少しお高めですが、「シャフトのブレを気にせず思い切り叩きたい」と思っているゴルファーは試してみる価値が十分にありそうです。

【LIN-Q BLUE EX スペック】重量帯 フレックス 重量 トルク50グラム R  58グラム 3.450グラム SR  58グラム 3.450グラム S  58グラム 3.450グラム SX  59グラム 3.450グラム X  60グラム 3.460グラム SR  67グラム 2.960グラム S  67グラム 2.960グラム SX  70グラム 2.960グラム X  70グラム 2.970グラム S  77グラム 2.870グラム SX  79グラム 2.8

シャフト本体価格:5万5000円(税込み)

e!Golf編集部