愛媛県人として29年ぶりの十両昇進を決めた風賢央(かぜけんおう、押尾川部屋)が18日、西予市野村町にある母校の野村中や野村高を訪れ、春場所の優勝を報告。握手や記念撮影に笑顔で応じ、後輩たちにエールを送った。
 野村中では、全校生徒がずらり並んで花道をつくり先輩を出迎えた。風賢央は中学2年のとき松山市から「相撲をするために」転校してきた経緯を語った。「相撲を通じてたくさんの人に出会えた。野村での時間は自分の大きな財産」と振り返り、「みんなも勉強など忙しいと思うが日々努力して一緒に成長していきましょう」と呼びかけた。