初節句を迎える赤ちゃんの健やかな成長を願い「出世凧(だこ)」に名前を書く行事が21日、愛媛県内子町平岡の五十崎自治センターであった。「すくすく育って」との思いを込め、保護者らはわが子の名を筆で記した。
 凧は縦4メートル、横3メートルの4統を用意し、青文字で「出世」と大書。今年は町内43人、町外85人の計128人の名を記した。
 父母らは新聞紙に試し書きした後、本番では文字のバランスを考えながら丁寧に一字一字書き進めた。子どもの足に墨を塗り、足形を付ける人もいた。