川崎競馬の4レース

 地方競馬で前代未聞の事態が起きた。8日の川崎競馬4レースでカンパイ(発走のやり直し)となったが、900メートル戦でほとんどの馬が止まれず、かなりの距離を走ったため全馬競走除外に。レースは不成立で勝ち馬投票券はすべて返還となった。

 川崎競馬場で行われたブレッザ賞(900メートル)。ゲート内に馬を導く係員が出る前にゲートが開けられてしまったためカンパイに。本来なら再度スタートからやり直しとなるのだが、ほとんどの馬がかなりの距離を走ったため、全12頭が競走除外となった。

 審議ののち、「この競走は発走委員が真正な発走と認めず、発走のやり直しとなりましたが、全ての馬が止まらず、かなりの距離を走ったため全ての馬を競走から除外し、この競争はとりやめといたします。この競走の投票権は絶対にお捨てにならないようお願いします」とアナウンスされた。

 これにネット上では「映像見たらゾッとした。怖い」「こんなの見たことない」「カンパイって本当にあるんだ…!」「川崎競馬のカンパイまじでスターター何やってんだ。無事だといいけど」「いつ以来だ」などと驚きの声が上がっていた。ENCOUNT編集部