円安為替介入キーマンの素顔を語る

 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が12日、『Abema的ニュースショー』に出演。「令和のミスター円」と称され、円安の為替介入のキーマン・財務省の神田眞人財務官との意外な関係を明かした。

 先月には一時160円を付けた円安為替相場で、昨年の為替介入に続き、今年も覆面介入したと言われる財務省だが、“ツルの一声”が日本経済を動かすというほど言動に影響力があるのが為替政策の責任者・神田財務官だ。実は、財務官は東大法学部時代に舛添氏のゼミに入っていたという。

 舛添氏は、門下生だった財務官について「かなり厳しくやりましたが、脱落せずに付いてきた。そうとう優秀」と振り返った。また、「ひょうきんなところがあって。同窓会をやると東大法学部ですから、半分は霞が関のキャリア官僚になっているんですよ。財務省がトップで、まあ三流官庁とか言われているところもある。そうすると差別みたいな感じになりがちなんだけど、(神田君は)そういうところが全然ない」と、財務官の意外な一面も。

 テレビ朝日経済部の記者も「20億抜かれて気づかないっていうのは大谷選手、もうスケールが違うよね」と話しかけられたことを明かし、「怖い人っていう印象はなくて、むしろ人懐っこさもありますし、チャーミングな方」と、財務官の知られざる素顔を明かしていた。ENCOUNT編集部