「アクティブノイズキャンセリング(ANC)イヤフォン」は、ノイズと逆位相の波形の音をぶつけて相殺することで、環境音を気にせずにリスニングに集中できるアイテムです。周囲の音を打ち消すために音量を上げる必要が無くなるため、難聴のリスク回避につながるメリットもあります。

 ここでは、1万円以下で買える安いけど使える「ANCイヤフォン」のおすすめモデルを紹介します。おすすめ商品を参考にしながら、自分に合ったものを見つけてみてください。

●1万円以下のおすすめANCイヤフォン:EarFun Free Pro 3

 実売価格約9000円(税込、以下同)で、ANC、アンビエント(外音取り込み)、ハイレゾ対応、複数機器への接続に対応するマルチポイントなど充実の機能を搭載したトゥルーワイヤレスイヤフォンです。

 クアルコムの高性能プロセッサー「QCC3072」を搭載し、「Snapdragon Sound」や「aptX Adaptive」に対応。ハイレゾ相当の音質(最大サンプリングレート96kHz)、従来の2倍のサンプリングレート(32KHz)によるクリアな通話、低遅延を実現します。

 最大43dBのノイズ低減をうたう独自ANC技術「QuietSmart 2.0」によって、環境音が気にならない静粛なリスニングが可能です。

 最大2台のデバイスと同時接続し、スムーズな切り替えが可能なマルチポイントに対応するほか、遅延を55ms(0.05秒)まで減らす「ゲームモード」を搭載。動画視聴やゲームプレイも快適に楽しめます。

 イヤフォン単体で最大7.5時間の音楽連続再生、充電ケース込みで最大33時間の再生が可能です。

●1万円以下のおすすめANCイヤフォン:SOUNDPEATS Air4 Pro

 豊富な機能を備えたハイレゾ対応ANCイヤフォンです。SOUNDPEATSは新興ながら音作りが得意とされるメーカーで、Bluetoothイヤフォンだと引っ込みがちなボーカル域までしっかりときれいに聴かせてくれます。

 ANCは最大45dBのノイズ低減効果をうたっていて、電車に乗る際や外を歩く際に便利な外音取り込みモードも使用可能です。

 プロセッサー「QCC3072」を搭載し、「Snapdragon Sound」に対応。ハイレゾ相当の音質やクリアな通話品質を備えるほか、接続の安定性、低遅延性にも優れています。

 独自開発のバイオセルロース複合振動板を使用したトゥルーワイヤレスイヤフォンとしては大型の13mm径のダイナミックドライバーを搭載し、クリアなサウンドと広いサウンドステージを実現したとのことです。

 実売価格は約8500円から。

●1万円以下のおすすめANCイヤフォン:Anker Soundcore Life P3

 アンカー(Anker)が手掛けるオーディオ機器ブランド「Soundcore」のANCイヤフォンです。

 周囲の環境に応じて選べる3つのノイズキャンセリングモードを搭載。交通機関モードは乗り物のエンジン音を最小限に抑え、屋外モードは車の走行音や風の音を、屋内モードは周囲の会話や足音などの騒音を低減してくれます。

 ノイズリダクション機能を搭載した6つのマイクによってクリアな音声で通話できるのも特徴。「ゲーミングモード」や「イヤホンを探す」といった便利な機能も搭載しています。

 イヤフォン単体で最大10時間、充電ケース込みで最大50時間の再生が可能で、イヤフォン単体では今回紹介した製品の中で最も長い再生時間を誇ります。

 実売価格は9000円前後から。

●1万円以下のおすすめANCイヤフォン:Eono by Harman

 5000円前後から買える圧倒的なコスパが魅力のANCイヤフォンです。

 低価格ながらノイズキャンセリング機能とイヤフォンの心臓とも言えるドライバーには世界的なオーディオメーカーであるハーマン(Harman)社の技術を使用。しっかりと使えるANC機能とバランス良いクリアなサウンドを実現しています。

 ANCのトゥルーワイヤレスイヤフォンとしては珍しく防塵等級を獲得していて、IP56の防塵防水性を備えているのも特徴。日常生活でのほこりや水はねであればほとんど気にせずに使用できます。

 イヤフォン単体の場合、ノーマルモードで約6時間、アクティブノイズキャンセリングモードでは約5時間の連続再生、充電ケース込みの場合は、最大28時間の再生が可能です。