5月14日に福島県南会津町で起きた強盗致傷事件についてです。被害にあった民家の室内が全体的に物色されていたことがわかりました。

逃走中の犯人は捕まっておらず、事件あった地域の学校では、授業を短縮して下校するなど、影響が広がっています。

事件から1日が経った15日も、南会津町では、襲われた民家を調べる捜査員らの姿がありました。

14日未明、60代の女性が1人で暮らす家に複数の男が押し入り、女性の手首を粘着テープで縛るなどし、現金1万円あまりを奪った強盗致傷事件で、男らはいまも逃走中です。

15日朝、現場近くの小学校では、校門には警察官が立ち、周囲を警戒する様子もありました。

約60人の子どもが通う荒海小学校では、事件をうけて学校の先生や警察官、地域のボランティアら子どもたちの登校を見守りました。

■荒海小学校 星 英典 校長

「区長からは、各地域の方に子どもたちの見守りをみんなで今までよりも一層手厚くやっていきましょうということで確認を取らせていただいた」

小学校は、17日まで、授業を短縮し、一斉下校をすることになっていて、事件による影響が広がっています。

捜査関係者によりますと、被害のあった民家は、居間を中心にタンスの引き出しが開けられるなど、家の中が荒らされ物色された形跡があったということです。

室内には、土足で侵入した足跡も見つかっていて、警察は、犯行の計画性などについても調べるとともに、逃げた男らの行方を追っています。