15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円32銭から135円70銭まで下落し、136円05銭で引けた。米5月NY連銀製造業景気指数が4月から予想以上に悪化したため景気減速懸念にドル売りが強まった。その後、米アトランタ連銀のボスティック総裁や米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁のタカ派発言を受けて追加利上げ観測が強まり長期金利に伴うドル買い再開。



ユーロ・ドルは、1.0891ドルまで上昇後、1.0864ドルまで反落し、1.0875ドルで引けた。欧州委員会が本年と、来年のユーロ圏成長率、インフレ率見通しを上方修正、欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ予想を示すと、市場の初回の利下げ見通しも先送りされ、ユーロ買いが加速。ユーロ・円は148円18銭まで上昇後、147円61銭まで反落。ポンド・ドルは、1.2503ドルから1.2535ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8966フランから0.8943フランまで下落。