日電子<6951>:4690円(+220円)

大幅続伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も4400円から6000円に引き上げている。マルチビームマスク描画装置が24年3月期下期から回復軌道に入るとみられることが評価材料のもよう。3nm対応かつ現行機種のスループットが約2倍に向上した製品の納入開始により、産業機器事業の営業利益率は24年3月期第2四半期を底に改善すると予想している。





熊谷組<1861>:3015円(+106円)

大幅続伸。前日に提出された大量保有報告書によると、オアシス・マネジメントが7.07%を保有する大株主となっていることが明らかに。保有目的は、ポートフォリオ投資および重要提案行為等としている。オアシスはアクティビストファンドと知られ、東芝や東京ドームなどのTOBで存在感を示している。今後は一段の株価向上策への要求などが思惑視される動きとなっているようだ。





日総工産<6569>:857円(+47円)

大幅続伸。SBI証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を1160円から1280円に引き上げている。24年3月期後半からの半導体向け人材需要回復を前提に、25年3月期の1人当たり売上高は稼働増加を踏まえて上方に見直しているもよう。つれて、25年3月期営業利益は従来予想の49.4億円から54.4億円、前期比39.5%増に上方修正。業界ごとに特化した人材育成への戦略転換なども評価のもよう。





A&Dホロン<7745>:1593円(+94円)

大幅続伸。岡三証券では投資判断「強気」を継続で、目標株価を1600円から2000円にまで引き上げている。収益性の高い半導体関連事業の拡大が成長シナリオと考えられ、これが徐々に具現化する局面とみているようだ。同社製品は競合他社が少なく、先端領域に強みを持っている点が評価できるなどとしている。今後も安定した売上・利益成長が続くと予想しているようだ。





タマホーム<1419>:3615円(-505円)

大幅反落。本日は5月末の配当権利落ち日となっており、手仕舞い売りの動きが優勢になっている。同社は23年5月期の年間配当金は170円であり、かつ、5月、11月末の株主にはクオカード500円分(3年以上保有は1000円分)が贈呈される。前日終値をベースとした配当・優待利回りは最大で4.6%の水準となる。なお、住江織物、ファーストコーポなど、本日の下落率上位は5月決算銘柄で占められる状況に。





サンワカンパ<3187>:587円(+27円)

大幅に7日ぶり反発。住宅のエクステリアデザインとして注目されているガーデンツール「ガビオン」を一般の顧客向けに商品化し、「ミニガビオン」として発売を開始したと発表している。ガビオンはメッシュ状のカゴに自然石を入れたもので、本来は河川や斜面の補強工事に使われる土木材料。近年は景観材としても利用されているという。朝方に年初来安値を付けたが、その後は値頃感もあって買い戻されている。





ピアズ<7066>:1337円(+12円)

4日ぶり反発。自社が支援し、NTT<9432>グループのNTTドコモが展開する「dサービスオンラインカウンター」がAmazon Web Service(AWS)のウェブサイトでプロダクトのケーススタディとして紹介されたと発表している。ドコモは来店客数の管理や店頭での待ち時間短縮などを目的としてオンラインカウンターを展開しており、ピアズは独自開発のシステムやコールセンターのノウハウなどを活用して支援している。





シンバイオ製薬<4582>:417円(+9円)

大幅に続伸。米国で実施中の造血幹細胞移植後のアデノウイルス感染症を対象とした抗ウイルス薬ブリンシドフォビル注射剤の第2相臨床試験で抗ウイルス効果のPOC(Proof of Concept)の確立を確認したと発表している。今後、コホート3を速やかに終了し、コホート4での投与スケジュールを検討する。同時に米食品医薬品局(FDA)と第3相試験の開始に向けて協議を進めるとしている。