【ブラジル】ボベスパ指数 107448.21 +0.31%

10日のブラジル株式市場は5日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前営業日比334.55ポイント高(+0.31%)の107448.21で引けた。日中の取引レンジは106538.01 - 107744.37となった。



前日の終値近辺でもみ合った後は後半上げ幅を拡大させた。経済指標の改善が好感された。3月の鉱工業生産は前年比でプラス0.9%となり、前月のマイナス2.4%と予想のプラス0.6%を上回った。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料となった。ほかに、米利上げの停止観測が外資の流出懸念を後退させた。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。



【ロシア】MICEX指数 2548.63 +0.83%

10日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比21.04ポイント高(+0.83%)の2548.63日で引けた。日中の取引レンジは2,483.79 - 2,556.67となった。



売りが先行した後は買い戻され、後半は上げ幅を拡大させた。企業の配当に対する期待が高まっていることが対象銘柄の物色手掛かり。また、米利上げの停止観測なども外資の流出懸念を後退させた。一方、欧州市場の下落などが指数の上値を抑えた。



【インド】SENSEX指数 61940.20 +0.29%

10日のインドSENSEX指数は強含み。前日比178.87ポイント高(+0.29%)の61940.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同49.15ポイント高(+0.27%)の18315.10で取引を終えた。 売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。銀行や自動車セクターに買いが広がったことが指数の上昇をけん引。また、外国人投資家(FII)の買い継続も指数をサポートした。



【中国本土】上海総合指数 3319.15 -1.15%

10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比38.52ポイント安(-1.15%)の3319.15ポイントと続落した。



前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国景気の持ち直しには時間を要するとの見方が広がっている。中国輸入の低迷などを受け、内需の弱さが指摘された。また、米中のインフレ指標発表を前に、様子見ムードも漂っている。国有企業株のバリュエーション見直しの動きで、このところ上昇が目立っていた現地で「中字頭」(社名が「中国」で始まり、政府系企業を親会社に持つ)と呼ばれる銘柄群に売りが先行した。