【ブラジル】ボベスパ指数 127667.84 +1.22%

12日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1544.28ポイント高(+1.22%)の127667.84で引けた。日中の取引レンジは126120.68-128039.47となった。



買いが先行した後は上げ幅をやや拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、年内の米利下げの道のりが修正されることはないとの見方も外資の流出懸念を後退させた。このほか、通貨レアル高の進行などが指数をサポートした。



【ロシア】MOEX指数 3332.60 +0.37%

12日のロシア株式市場は9営業日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.29ポイント高(+0.37%)の3332.60ポイントで引けた。日中の取引レンジは3318.90-3340.37となった。



売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ブレント原油価格の上昇が支援材料。また、年内の米利下げ観測なども外資の流出懸念を後退させた。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。



【インド】SENSEX指数 73667.96 +0.22%

12日のインドSENSEX指数は小反発。前日比165.32ポイント高(+0.22%)の73667.96、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同3.05ポイント高(+0.01%)の22335.70で取引を終えた。



買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日まで5日連続の買い越しとなった。また、中国景気の持ち直しに対する期待の高まりなども対中輸出の拡大観測を高めた。



【中国本土】上海総合指数 3055.94 -0.41%

12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.52ポイント安(-0.41%)の3055.94ポイントと3日ぶりに反落した。



利益確定売りが先行する流れ。上海総合指数はこのところの急ピッチな上昇で、終値で約4カ月ぶりの高値水準を回復していた。また、米国の対中圧力が高まっていることも不安視されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。国内景気の持ち直し期待が支えだ。中国政府は追加の金融緩和や消費刺激策、産業支援策などを通じ、国内経済を支える方針とされる。政策で恩恵を受けやすい銘柄を物色する動きは続いた。