福島空港と台湾を結ぶ定期チャーター便の搭乗者増加に向け、ビジネス利用者を支援する方針を固めていた県は21日、本県など5県の企業・団体を対象に、航空運賃の補助を始めたと発表した。個人利用者の実績を積み上げ、定期便化につなげる。

 県によると、福島、宮城、栃木、茨城、新潟各県に事業所を置く企業や団体の従業員が利用できる。初めてチャーター便に搭乗する場合、1事業所につき1人に限り最大6万円を補助する。総事業費は約1千万円。

 旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)とツアーウェーブ、台湾の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾などから航空券を購入する必要がある。搭乗前までに福島空港のウェブサイトから申し込む。受付期間は来年3月14日までだが、予算額に達し次第終了となる。

 搭乗回数に応じて、福島空港で使える商品券(3千円分)や県産品などがプレゼントされる特典もある。特典は国内線定期便の大阪便、札幌便でも実施している。国内線のキャンペーン期間は今年12月25日まで。

 航空運賃補助とキャンペーンの問い合わせは事務局へ。受付時間は土日祝日を含む午前8時30分から午後5時まで。