「全国焼き芋選手権」銅賞 郡山・勇菴、低温熟成で甘さ凝縮
2月のコンテストには全国から32品がエントリーした。勇菴のオーナーシェフ矢吹勇逸さんが使用したのは、滑らかな食感で切れ味の良い甘さが特徴の品種「シルクスイート」。同社が低温で2カ月間熟成させて甘さを凝縮させた。
矢吹さんは温度や調理法など約3カ月試行錯誤し、ねっとり感とほくほく感のバランスがちょうど良い焼き方にたどり着いた。
矢吹さんとニッケイファームの大竹秀世代表は15日、郡山市役所に品川萬里市長を表敬訪問し、受賞を報告した。矢吹さんは「銅賞は大きなこと。自信につながった」、大竹さんは「芋の味を最大限に引き出してくれた」と喜びを語った。
今回出品された焼き芋は冷凍食品として、同店と同社の直売所、同市朝日1丁目の「BASE」に毎週水、木曜日に出店する同店のポップアップストアで販売されている。