複数の眼鏡チェーン店で、一部レンズの販売停止が相次いで発生。
夫婦「(眼鏡は)絶対欠かせないものですね。自分の目の代わりですから」
その生活必需品をめぐる異変の原因は、レンズを供給する光学機器大手「HOYA」で起きたシステム障害。
日本人約6割が持っているとされる眼鏡。
大手眼鏡チェーン店で一部レンズの取り扱いが停止され、影響が広がっている。
「JINS」では、全店舗でブルーライトをカットするレンズなど6種類の取り扱い停止が続いている。
ブルーライトカットの眼鏡を新調するつもりで来たという人は、「(販売停止に)購入したときに気づいて、すぐに欲しかったので、ブルーライトカットなしで買ってもう一回来ようかな」と話した。
普段から眼鏡をかけているという人からは戸惑いの声が聞かれた。
眼鏡利用者「(前回購入したのは)大学2年のとき。買い替えたいと思っていた時期だったので、ちょっと困るな」
「Zoff」でも一部レンズの販売を停止しているほか、「OWNDAYS」「眼鏡市場」などでも納期が遅れている。
トラブルの原因はレンズの供給元「HOYA」で起きたシステム障害。
HOYAは3月30日から社内システムで障害が起きているとし、「第三者による不正アクセスの可能性が高い」とみている。
製品供給体制の一日も早い再開を目指す考えだが、これまでにシステム障害は復旧しておらず、事態が長期化する可能性も出てきている。