月が太陽を完全に覆い隠す皆既日食が、8日、北米で観測され、珍しい天体現象に各地で大にぎわいとなった。

観測のベストスポットとされたカナダ・ナイアガラの滝では、少しずつ太陽が欠け、あたりが夜のように真っ暗になり、月が完全に太陽に覆いかぶさった。

部分日食が見られたアメリカ・ワシントンやニューヨークでも、日食を見るための眼鏡をかけた人たちが大勢集まり、空を見上げていた。

試合の開始時間を日食後に変更したヤンキースタジアムでも、選手たちが一斉に空を見上げ、珍しい天体ショーに興味津々だった。

スタジアムでは日食記念Tシャツが配布され、街では、日食をドーナツとクッキーで再現した限定スイーツが販売されるなど、各地で大きな盛り上がりを見せた。

地域によっては約3〜4分間、世紀の天体ショーが観察された。