消費者庁は18日、機能性表示食品による健康被害が35製品147件になったと発表した。

小林製薬の「紅麹」をめぐる問題を受けて、消費者庁は緊急点検を実施していて、12日時点の医療従事者からの健康被害の報告件数は18製品117件だった。

これまでに、機能性表示食品の届け出をして販売している事業者の約9割から回答があり、小林製薬からも1製品5件の報告があった。

消費者庁は、現時点では死亡に至ったケースはなく、「機能性表示食品との因果関係はこれから精査するが、現時点で緊急で対応する必要はない」としている。