イラン中部のイスファハンで起きた19日の爆発について、アメリカメディアは、核施設の防空システムを狙ったものだったと報じた。

イランメディアによると、イラン中部のイスファハンにある空軍基地周辺に19日、3機の「小型無人機」が来たため撃墜し、被害はなかったと報じた。

これに対しアメリカのABCニュースは、イスラエル軍が19日、イラン領の外から3発の「ミサイル」を発射し、イスファハン州にあるナタンズの核施設を防護する防空レーダー施設を破壊したと報じた。

4月13日〜14日にかけてのイランによる大規模攻撃を受けたイスラエルが、報復措置を行った可能性がある。

ABCニュースはアメリカ政府高官の話として、「イスラエルは事態を悪化させる意図はなく、攻撃能力をイランに示すことが目的だった」としている。

一方、ロイター通信は20日、イラクの首都バグダッドの南にある軍事基地が空爆を受けたと報じた。

この基地は、イランの支援を受けるイラクのイスラム教シーア派の民兵組織が利用していたもので、今後のイランの対応次第では、中東地域がさらに緊迫化する懸念が広がっている。