トヨタの営業利益が、日本の企業として初めて5兆円を超えた。

トヨタ自動車は2023年度の連結決算を発表し、営業利益が前年度から96.4%増えて、5兆3529億円となり、日本の企業として初めて5兆円を超えた。

ハイブリッド車を中心に販売台数が増加したことや、円安で利益が押し上げられたことが主な要因。

また、売上高と最終利益も、ともに過去最高となった。

一方、グループ内では不正問題が相次いで明らかになっていて、トヨタの佐藤恒治社長は、2024年度は「足場固めが最重点事項」だとして、販売店や仕入れ先を含む人的資本に3800億円を投入するとしている。

また、水素やAI(人工知能)をはじめとする成長領域には、1兆7000億円を投入し、営業利益は4兆3000億円を目指すという。

グループの販売台数は950万台を目標に掲げ、このうち半数は電動車にする計画。