トヨタ自動車は2023年度の連結決算を発表し、営業利益が前年度から96.4%増えて、5兆3529億円となり、日本の企業として初めて5兆円を超えた。

一方、大手総合商社の2023年度の決算が出そろい、三井物産はインフラ事業などが好調で、最終的な利益が1兆637億円と業界で唯一、2年連続で1兆円を超えた。

また、三菱商事は原料炭事業で大幅に減益となったものの、天然ガス関連事業が堅調で、過去2番目に高い水準の9640億円だった。

伊藤忠商事は食料関連事業が好調で、前の年度とほぼ同水準の8018億円となった。

各社とも当初の想定より円安が進んだことも利益を押し上げた。