後半10分にPKで追加点

 J1リーグは4月3日に第6節を各地で行い、サンフレッチェ広島はアウェーで首位のFC町田ゼルビアと対戦。前半にFW大橋祐紀のゴールで先制した広島は、後半の立ち上がりにもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でPKを獲得し、MF満田誠がゴールを決めて4連勝中の町田から2点のリードを奪った。

 前半からポゼッションで大きく上回る広島は、後半9分にも町田のゴールに迫る。ペナルティエリアに入ったところでボールを拾ったDF佐々木翔が、ドリブルを仕掛ける。後半から出場していた町田MF下田北斗が後方からタックルを仕掛ける。下田と接触した佐々木はピッチに倒れこんだが、小屋幸栄主審はプレーを流し、広島のベンチではミヒャエル・スキッベ監督も不満の様子を見せていた。

 ボールが外に出たタイミングでVARのチェックが入り、オンフィールドレビューが行われた。映像を確認した小屋主審は、判定をPKに変更。タックルをした際には足をたたんでいた下田は「なぜ?」という表情を見せたが、イエローカードを提示された。

 このPKを満田がGK谷晃生の逆を突くシュートを決めて、広島がリードを広げた。スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務める元日本代表DF坪井慶介氏はPK判定について「非常に難しいシーン」と触れつつ、密集地帯に入って行った佐々木の果敢なプレーを評価していた。

FOOTBALL ZONE編集部