パリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップの初戦で大活躍

 大岩剛監督率いるU-23日本代表は4月16日、パリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップのグループ初戦で中国と対戦し、1-0で勝利した。前半17分にDF西尾隆矢が相手選手に肘打ちを見舞い一発退場となったなか、好セーブを連発したGK小久保玲央ブライアンの活躍をポルトガル紙「A BOLA」が報じている。

 開始早々の前半8分、日本はMF松木玖生の左足ボレーで幸先良く先制する。しかし、同17分にボールのないところでの西尾のプレーにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。主審がオンフィールドレビューを実施したうえで、西尾が肘打ちをしたと判定されてレッドカードが提示されてしまった。

 約75分の残り時間を数的不利で戦うことになった日本だが、GK小久保が好セーブを連発してチームの窮地を救った。ポルトガルの名門ベンフィカのセカンドチームに所属していることから、ポルトガル紙「A BOLA」も小久保の活躍を報じている。

「U-23アジアカップの日本の勝利で注目される小久保」との見出しがつけられた記事で「ベンフィカのGKがピッチ上で最高の選手と評価される。GK小久保の素晴らしいパフォーマンスがなければ、若き侍たちは失点をしていただろう。ロジャー・シュミット監督が率いるトップチームで練習をしているGKは、中国戦で計5つのセーブを見せた」とし、若き守護神の活躍を伝えている。

 幾度となくピンチを救った小久保のMVP級の活躍もあり、初戦で勝ち点3を手にした日本は、この後のグループリーグでUAE(アラブ首長国連邦)、韓国と対戦する。

[試合情報]
AFC U23アジアカップ カタール2024
グループステージ第2戦
UAE vs 日本
日時:4月19日(金)24時30分キックオフ
放送:DAZN、NHK総合

FOOTBALL ZONE編集部