JFAが公式発表

 日本サッカー協会(JFA)は4月18日、ドイツ1部フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が今季限りでの現役引退を発表したことを受けてアルベルト・ザッケローニ氏のコメントを公表した。

 今シーズンでフランクフルト在籍10シーズン目を迎えた長谷部。日本代表としては2006年にA代表デビューし、これまで国際Aマッチ114試合2得点を誇る。2010年ワールドカップ(W杯)から、代表引退を表明した18年ロシアW杯後までキャプテンを任された。

 2010年秋から14年のブラジルW杯まで日本代表の指揮を執ったザッケローニ氏は「私にとって“完璧なキャプテン”です」と指導した教え子について語った。

 ザッケローニ氏のコメント全文は以下のとおり。

「長谷部は私にとって“完璧なキャプテン”です。彼の豊かな人間性、優雅な立ち居振る舞い、常に正しい判断力は、まさにリーダーたるもので、30年間にわたる私の監督のキャリアの中でも比類なきものでした。

 彼と一緒に仕事をすれば、私のメッセージは正確に適切な形で選手たちに伝えられ、チーム内でのコミュニケーションが建設的なものになりました。SAMURAI BLLUE(日本代表)の挑戦は彼がいなければ達成できなかったと断言することができます。

 誠、あなたの献身的な仕事、そして、私やサッカーに対して与えてくれた全てのことに感謝します。日本での素晴らしい日々が終わる日、内田篤人とともに羽田空港に見送りに来てくれたことを忘れたことはありません。誠、あなたは私の息子のようでもありました。イタリアの我が家はいつでもあなたを歓迎します。近いうちにお会いしましょう。セカンドキャリアでの成功も祈っています」

FOOTBALL ZONE編集部