フルハム戦でアンカートしてフル出場

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間4月21日に行われたプレミアリーグ第34節フルハム戦でアンカーとしてフル出場し、3-1の勝利に貢献した。直近は調子を落としている感もあったが、専門メディアは「不調だった状態から大幅に改善された」と評価している。

 リバプールは前半32分、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが鮮烈な直接フリーキック(FK)弾を叩き込んで先制するも、同アディショナルタイムに同点に追い付かれて1-1で前半を折り返す。

 それでもリバプールは後半8分、先発に抜擢されたオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが強烈なミドル弾を決めて勝ち越し。同27分にはポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタがダメ押しとなる追加点を決め、3-1で快勝を収めた。

 データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、遠藤は90分間のプレーでボールタッチ86回、パス成功76回中69回(成功率91%)、ドリブル成功2回中2回、地上戦デュエル勝利数10回中3回、空中戦デュエル勝利数4回中3回、クリア2回、インターセプト1回、タックル1回、ポゼッションロスト10回、ファウル3回とうデータを残している。

 リバプール専門メディア「Rush The Kop」は遠藤に対して、この日のチームの中では平均点に近い「6.5点」。「不調だった遠藤から大幅に改善された。(相手の)プレーを遮り、できるだけ早くレッズの攻撃を動かそうとした。自分のプレーに自信を取り戻すはずだ」と、一定の評価を与えていた。

FOOTBALL ZONE編集部