北九州MF髙橋隆大のクロスがYS横浜MF柳雄太郎の腕を直撃

 ギラヴァンツ北九州は5月3日、J3リーグ第12節Y.S.C.C.横浜戦に0-1で敗れた。後半アディショナルタイムに敵陣ペナルティーエリア内で相手選手の腕にボールが当たったシーンがあり、ハンド疑惑が上がっている。

 ホームの北九州は後半24分、相手FW奥村晃司にゴールを決められ、先制を許してしまう。同30分には右サイドからのクロスのこぼれ球を拾ったMF牛之濵拓が右足シュートを放つも、相手守備陣の身体を張ったプレーで阻止された。

 1点ビハインドのまま迎えた後半アディショナルタイム、北九州MF髙橋隆大が右サイドからドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア内右からクロスを狙う。そのボールが対峙したYS横浜MF柳雄太郎の左腕に当たったが、山口隆平主審はハンドを取らずにプレーを流した。

 髙橋はハンドをアピールし、北九州の選手たちは主審に詰め寄って抗議したが、判定は変わらず。試合はそのまま北九州が0-1で敗れた。

 元日本代表DF栗原勇蔵氏は、「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)があれば確実にハンドですね。意図的に触ってはいませんが、腕には間違いなく当たっているし、(腕の)位置としては不自然だと思います。VARがあることに慣れてしまうと、(VARがないJ3の)この判定はキツいですね」と、感想を述べていた。

FOOTBALL ZONE編集部