試合前のキックインセレモニーに吉田沙保里さんが登場

 名古屋グランパスは5月3日、J1リーグ第11節でヴィッセル神戸と対戦し、0-2で敗れた。この試合前にはレスリング金メダリストの吉田沙保里さんがキックインセレモニーに登場したなか、そのキック精度に注目が集まっている。

 試合は前半40分、右サイドからのフリーキックでペナルティーアーク付近にボールがこぼれると、MF山口蛍が反応し左足でダイレクトシュート。これがゴール左に突き刺さり、神戸が先制に成功した。

 そして後半36分、神戸はロングボールを敵陣に放り込むと、FW宮代大聖が競り合い、ボールはFW大迫勇也からMF佐々木大樹へと渡った。佐々木はペナルティーエリア手前でボールを落とすと、大迫が右足を振り抜き追加点を奪い、2-0で神戸がアウェーで勝利した。

 そんななか、試合前に吉田さんが見せたキックインセレモニーにも注目が集まった。吉田さんの右足から放たれたボールは、山本雄大主審の胸元にピンポイントで収まり、正確なキックに驚きの表情を見せる選手たちの姿もあった。

 吉田さんは試合後に自身の公式X(旧ツイッター)にてキックインセレモニーの様子を公開すると、「完璧なキックインセレモニーでした」「素晴らしい軌道」「スタジアムがどよめくナイスキック」「凄すぎだろ」「いやはや流石です」「主審の胸元にドンピシャ蹴り込むとは」など、反響の声が上がっていた。

 吉田さんの投稿には、キックの指導を施した田中隼磨氏の姿も。「イメージ通りの軌道で主審の胸元へ」と、狙い通りのキックに満足げな様子を見せていた。

FOOTBALL ZONE編集部