サッカーU-23日本代表は25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦し、2-0で勝利した。22日にU-23マリ代表と戦って敗れた日本は、今回の試合でスタメン10人を変更。前回の課題をきっちり修正した。試合後、チームを率いる大岩剛監督は「2戦目にあたり選手から反応があった」と語り、マリ戦を踏まえて総括した。

 前回と比較すると、日本は球際やトランジションで強さを見せ、攻守に良い形を展開していた。25分の段階で日本は4本のシュートを放ち、序盤から相手よりゴールに迫る場面を多く作った。22日にも散見されたビルドアップ時のミスはこの試合でも見られたが、今回は各局面でポジティブな要素を確認できた。

 0-0で前半を終えた日本は、後半に佐藤恵允と田中聡がゴールを挙げて、2-0で勝利。スコアシート上の記録には残らなかったが、松木玖生や藤田譲瑠チマらは中盤で攻守に躍動し、ゲームメイクやチェイシングで大きく貢献している。

 大岩監督は「1試合目があっての2試合目、選手からの反応に収穫があった」と語り、マリ戦からチーム単位で修正を試みたことを明かした。また、同氏は「セットプレーの強みも出せたし、前線からプレッシャーをかけるシーンも見られ、自分たちが(ボールを)しっかり保持するところも改善できたんじゃないかと思います。1戦目があって、2戦目はよくできていました」と振り返った。

 4月に控えるパリ五輪出場がかかったAFC U-23アジアカップカタール2024アジア最終予選に向けて、指揮官は「しっかり準備をして戦います。ぜひ応援してください。よろしくお願いします」と、引き続きチームへのサポートを呼びかけた。

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