ノッティンガム・フォレストは財政難により、選手の売却を余儀なくされている。この状況を利用し、アーセナルが格安で選手を獲得できる可能性があるようだ。日本代表DF冨安健洋など負傷者の多い守備陣の補強が必要だと、英メディア『デイリー・キャノン』が報じている。

 先日、ノッティンガムは財務違反により勝ち点4を剥奪された。降格の懸念が増す中、主力の流出も危惧されている。特に今季公式戦30試合に出場しているセンターバックの21歳DFムリーリョはアーセナルが狙っている選手であり、今夏の移籍市場で獲得に動く可能性がある。契約期間は2028年6月まで残っているが、財政難によってノッティンガムは売却を迫られるかもしれない。

 同メディアによると、ノッティンガムは1500万ポンド(約28億8000万円)でムリーリョを獲得したが、それよりも遥かに低い金額で売ることになるという。また、モーガン・ギブス=ホワイトやタイウォ・アウォニイも放出が噂される選手たちだ。同メディアは「アーセナルは今夏、守備陣の補強が間違いなく必要だろう。負傷者がいない時の先発バックラインは強力だが、負傷者が出た場合は信頼できる控え選手の不足が問題となっている。補強は必ずしも第一候補の選手の代わりというわけではなく、選手層を厚くしたいという動機から行われるだろう」とし、「幸運なことに、アーセナルには選択肢がある。ムリーリョのようなセンターバックを獲得すれば、冨安、ユリエン・ティンバー、ヤクブ・キヴィオルのような万能選手が、必要に応じてフルバックのポジションを埋めることができる」との見解を示している。

冨安健洋は「ただの守備的SB」を超えた。アーセナルの問題をどう解決したのか?【分析コラム】
冨安健洋は? アーセナル、年俸ランキング