プレミアリーグ第33節が現地時間15日に行われ、チェルシーはエバートンをホームに迎える。この一戦を前に、チームの指揮官を務めるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が英メディア『Sky Sports』のインタビューに応じ、「正しいアプローチが必要だ」と語っている。

 今シーズンも残りわずかだが、チェルシーの対戦相手は難敵ぞろいだ。23日のリーグ第34節ではアーセナルと、27日の35節ではアストン・ビラ、5月2日の36節にはトッテナムと対戦する。さらにFAカップ準決勝も含めると、4月20日にはマンチェスター・シティと戦い、決勝まで進んだ場合には反対側の山にマンチェスター・ユナイテッドがいる。

 リーグを戦うことによる進歩と、カップ戦の結果、どちらが重要かと問われると、ポチェッティーノ監督は「両方だ」と回答している。同監督の言葉として、以下のように続く。

「プレミアは競争の激しいリーグであり、我々は可能な限り上位でフィニッシュしたい。もちろん、私たちは進歩や向上、そしてその過程にも注意を払う。どちらかがもう一方より重要だとは言えない。なぜなら、スタジアムに試合を見に来ているファンはどのゲームも勝ちたいと思っているからだ」

 また、「来季ヨーロッパを舞台に戦うことは、クラブにとってもグループの発展にとっても良いことだろう」と述べ、カップ戦を勝ちあげることに意欲を見せた。FAカップを制覇すると、来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)への出場権が与えられる。

 その上で、ポチェッティーノ監督はエバートン戦について「挑戦的なものだ」と見据え、「プレミアリーグで残留争いをするクラブと対戦するために、チームが正しいアプローチをしていることを確認する必要がある」と述べた。

 チェルシーは3月30日のバーンリー戦、4月7日のシェフィールド・ユナイテッド戦に引き分けている。いずれも降格圏に沈むチームとの試合だった。

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