スコアレスドローに終わった13日のセリエA(イタリア1部リーグ)第32節のトリノ戦で途中交代を命じられていたユべントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の起用法に不満を口にしたと、イタリアメディア『calciomercato.com』が現地時間15日に報じた。

 キエーザは、13日に行われたトリノとのトリノ・ダービーに先発出場するも、65分にトルコ代表FWケナン・ユルディズとの交代を命じられた。すると、キエーザは、ベンチに下がる際に、ユルディズとアッレグリ監督に対し、素気ない態度を見せると、ベンチでペットボトルを手に取り、それを投げ、さらにユニフォームを脱ぐと、不満を吐露。読唇術では、「オレがいつも最初に交代を命じられる」と怒りをぶちまけていたことが明らかとなった。

 ユーベで4シーズン目のキエーザは、今シーズンのセリエAで27試合に出場しているものの、ここ4試合のジェノア、ラツィオ、フィオレンティーナ、そしてトリノとの戦いで、いずれも70分を前に途中交代を強いられていた。現在の契約は2025年6月30日までで、新契約はなく、今夏に退団する可能性が示唆されている。