スペイン1部のアトレティコ・マドリードは、現在バルセロナにレンタル中のジョアン・フェリックスの復帰を検討しているようだ。スペインメディア『as』が、現地時間6日に報じている。J・フェリックス自身がバルサでのプレーに満足しているコメントを公の場で残していることから、これまで復帰の可能性は低いと見られてきた。

 J・フェリックスは今シーズン、レンタル先のバルサで公式戦41試合に出場し、10ゴールと6アシストを記録しているが、シャビ・エルナンデス監督のもとで、絶対的な存在にはなれていない。本人はレンタル契約が切れる6月30日以降も、バルサへでの再レンタルを希望していると報じられているが、先行きはバルサの決断に委ねられている。

 また、A・マドリードとは、2029年6月30日までの契約を結んでいるものの、ディエゴ・シメオネ監督との確執が噂されており、直近の2シーズンはレンタルで、チェルシーとバルサでプレーしている。クラブは、J・フェリックスの売却を検討しているが、6000万ユーロ(約100億)もの高額な移籍金がネックとなり、放出には至っていない。2019年7月に、1億2700万ユーロ(約210億)もの大金を費やして獲得した選手の安売りをする考えはなく、クラブとして難しい判断に迫られている。

 しかし、同メディアは、そんな状況に反して、A・マドリードが、J・フェリックスの復帰を検討していると報道。A・マドリードにはFWが不足しており、J・フェリックスが復帰すれば、その問題も解決できるのではないかと見解も示した。バルサとのレンタル契約終了の期日が迫る中、史上4番目の移籍金でA・マドリードに加入した24歳の去就に注目が集まっている。

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