UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)対ドルトムントが現地時間7日に行われた。試合はアウェイのドルトムントが1-0で勝利を収め、2戦合計2-0でCL決勝に駒を進めた。準決勝で敗退となったPSGのルイス・エンリケ監督が悔しさを滲ませている。

 前半を0-0のスコアレスで折り返すと、50分にユリアン・ブラントの右コーナーキックからマッツ・フンメルスがヘディングシュートを放つと、これがゴールに決まる。このゴールが決勝点となり、ドルトムントが敵地で1-0の勝利を収めて11年ぶりの決勝進出を果たしている。

 英メディア『メトロ』が『TNT Sports』のエンリケ監督のインタビューを掲載。2ndレグについて「接戦だったが、正直なところ、我々は勝たなければいけなかった。我々は31本(『スカイスポーツ』によるとシュート数30本)のシュートを放ち、枠内シュートが4本(『スカイスポーツ』によるとシュート数5本)だった。フットボールは時として不公平だ」と嘆いた。

 それでも、エンリケ監督は「しかし、彼ら(ドルトムント)を祝福する。良いチームであり、良い仕事をしていた。そして、彼らがファイナルに行って勝つことを望むよ」とドルトムントを称えている。

 さらに、同指揮官は「もし、私が言葉を見つけられるなら、”誇り”だね。我々にとって誇れる瞬間だった。夢はまだ終わっていない」と前を向いている。

 フランスでは圧倒的な強さを誇るPSGだが、またもCL制覇の夢が破れることとなった。悲願のCL初優勝はいつになるのだろうか。