サッカー日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディは、アーセナルやバルセロナが今夏獲得を狙う注目選手として多くのメディアが名前をあげている。英メディア『90MIN』は、同選手の今夏の去就に関するソシエダの監督が残したコメントについて報じている。

 同メディアは、スビメンディについて、「アーセナルは過去12ヶ月にわたって何度もズビメンディの獲得を検討しており、今夏獲得する最終リストの中に彼を加えた」と報じていた。

 データサイト『FBREF』によると、ズビメンディは今季リーグ戦31試合に出場。主に中盤でプレーしており、今季記録したプログレッシブパスは152本でリーグ21位、ファイナルサードへのパス本数は136でリーグ18位、さらにタックルとインターセプトの成功回数でも86回でリーグ22位と攻守に渡って優れた記録を残している。

バルセロナも同選手の獲得に関心を示しているが、同メディアは「財政的な問題を抱えており、ソシエダが設定した契約解除金6000万ユーロ(約84億円)を支払うことができないので、スペイン国内での移籍が成立する可能性は低い」と伝えていた。

 シーズン終了とともに移籍市場の開幕が近づく中で、ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督は、「多くの話題があるが、ズビメンディはここに残ることを望んでいる」と述べた上で、「来シーズンもここに残ることは間違いない。何の疑いもないよ。彼は我々と一緒に来季もここにいるつもりだ」と、来季もソシエダに残ってプレーすると明言していた。

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