リーグアン第33節、パリ・サンジェルマン(PSG)対トゥールーズFCの試合が現地時間12日に行われた。試合は、トゥールーズが3-1で勝利している。今季限りでPSGを移籍するキリアン・エムバペは、この試合がホームでの最後の試合だった。米メディア『ESPN』は、ルイス・エンリケ監督のエムバペに関するコメントを報じている。

 現地時間10日、エムバペは契約が切れる今季限りでのPSG退団を発表していた。そのため、この試合はPSGでプレーするホームでの最後の試合となっている。試合はエムバペが8分にゴールを奪って先制したものの、その後3点を奪われて1-3でPSGが敗れている。

 PSGを率いるエンリケ監督は、「私が言えるのはエムバペが選手として、そして人間として素晴らしいことだけだ」と前置きした上で、エースとして活躍した同選手の移籍について次のようなコメントを残していた。

「彼の決断は理解している。クラブのレジェンドとしてここに7年間在籍した。このクラブにすべてを与えてくれたし、このクラブも彼にすべてを与えた。私は彼の将来の幸運を祈っている。彼は私たちを助けてくれたリーダーであり、笑顔でそれをやってくれた」

 また、エースの移籍によって来季以降の成績も心配される中、同監督は「エムバペが移籍するのは、我々が長い間知っていたことだ」と述べた上で、「彼がいなくなったことに関係なく、我々はさらに強くなる。PSGは今後も素晴らしいチームであり続けるだろうし、強いメンタリティを持った選手とクラブに共感する選手を連れてくるだろう。それが人生の仕組みだ」と、来季に向けての決意を語っていた。