リバプールに所属する日本代表の遠藤航は、移籍初年度でユルゲン・クロップ監督の信頼を得て中盤での定位置の座を掴むことに成功した。しかし、米メディア『sports keeda』は、遠藤にはいくつかの懸念点があると主張。リバプールが獲得すべき3人の選手を、現地時間12日に紹介している。

 同メディアは、「遠藤航は最初の不安定な時期を乗り越えてだいぶ落ち着いてきた」と前置きした上で、「アウェイでの大事な試合におけるパフォーマンスにはいくつかの懸念がある。重要な試合で表面化した(遠藤の脆弱性)に対処する可能性のある3人の選手を紹介する」と、遠藤の代わりに獲得すべき3人の選手を紹介していた。

 1人目は、フェイエノールトに所属するMFマッツ・ウィーファーだ。リバプール後任監督筆頭として名前があがっている、アンネ・スロット氏が現在指揮をとっているチームに所属しており、遠藤と同じポジションで起用されている。同メディアは、「タックル・インターセプト・ブロック・空中戦勝利数の各指標で遠藤を上回っており、監督との関係性も問題ないので活躍する可能性は高いだろう」と述べていた。

 2人目は、レアル・ソシエダに所属するマルティン・スビメンディだ。同メディアは、「巧みなタックル、正確なコントロール、鋭いパスという特徴はリバプールのニーズによく合う」と紹介し、「ボールを前に進めるという点で遠藤よりも優れている」と、遠藤との違いを比較していた。なお、同選手はアーセナルやバルセロナなど、ヨーロッパの強豪が関心を示していると同メディアは伝えている。

 そして、同メディアが最後に名前を挙げたのが、FCポルトに所属するアラン・バレラである。同メディアは、「近年、リバプールはルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスなど、ポルトから複数の選手を獲得している」と述べた上で、「すでに、バレラ獲得に関して話し合いを行なっている。そのポテンシャルと将来性によっては、契約解除金7000万ユーロ(約98億円)を支払い、チームの重要な中盤の選手になる可能性があるだろう」と、3人の選手の中でもっとも獲得する可能性が高いことを報じていた。

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