コッパ・イタリア決勝、アタランタ対ユベントスが現地時間15日にローマのオリンピコ・スタジアムで行われ、ユベントスが1-0で勝利し、15回目の優勝を果たした。唯一のゴールを決めたセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチが、試合後のインタビューで喜びを語っている。イタリアメディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

 77回目を迎えたファイナルは、開始4分にいきなり試合が動き、ユベントスが先制。イタリア代表MFアンドレア・カンビアーゾのパスに反応したブラホビッチが、スペースに抜け出す。スウェーデン代表DFイサク・ヒエンを上手く抑え込みながら、右足のインサイドキックでゴールに突き刺した。これが決勝点となり、ユベントスが20/21シーズン以来、3シーズンぶりにコッパ・イタリア王者に返り咲き、自らが持つ最多優勝記録を更新した。

 2022年1月にユベントスに加入後、初のタイトルを獲得したブラホビッチは、興奮を抑え込むようにコメント。「どのようにもっと多くのトロフィーを獲得するか、すでに頭にはある」と語り、更なるタイトルの獲得に向けて意欲を示すと、「気持ちが高ぶっているから、話をするのは難しいけれど、チームメイトには感謝の言葉しかない。今季はどんな困難があったかをすべて理解している。最後には、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の出場権とコッパ・イタリア優勝を勝ち取るという2つの目標は達成できた」と続けた。
 
 さらに、「スクデットを獲得できなかったことは悔しいが、インテルは優勝にふさわしいチームだった。今日はとても素晴らしい相手との対戦だったね。アタランタにも賛辞の言葉を贈りたい」と対戦相手へのリスペクトも忘れなかった。最後は、来季に向けての思いを語り「全てに勝つことを目指さなければならない。俺たちはユベントスだ。俺たちのDNAが、全てに勝利することを強く欲している」と締めくくった。ブラホビッチは、今季のセリエAで31試合16ゴール、コッパ・イタリアでは、5試合で2ゴールを記録している。