現地時間19日に行われたウォルバーハンプトン戦を最後に、リバプールのユルゲン・クロップ監督は指揮官の座を退く。後任として、来季からはアルネ・スロット監督(現在フェイエーノルト)が着任する予定だ。ブラジル代表GKアリソン・ベッカーが新指揮官について言及し、『リバプール・エコー』が20日に報じている。
 
 アリソンは2018年7月にローマからリバプールへと移籍し、今季で在籍6シーズン目だ。移籍当初の様子を絡めながら、同選手は以下のように語る。

「私は若手ゴールキーパーとしてここに来たが、今ではベテラン選手だ。ヘンド(ジョーダン・ヘンダーソン)とミリー(ジェイムズ・ミルナー)がチームを去ったとき、リーダー格の選手たちはステップアップしなければならなかったし、若い選手たちも同様だった。我々はより重い責任を負い、試合でより存在感を示さなければらなかったんだ」

 そう語った上で、アリソンは「今、我々は監督交代という大きなチャレンジの前にいる」と続け、スロット監督に関して「我々は彼をあまり知らないが、彼は自身のメンタリティを伝えるためにたくさんの努力をしてくれるだろうと確信しているよ」と強調した。

 また、アリソンはクロップ監督について「天性のリーダーであり、物事を成し遂げるために選手の個人的な面を考え、選手がチームのために良いムードになれるようにあらゆることに手を尽くしていた。ユルゲン・クロップと一緒に仕事ができて本当に幸せだ」と語り、惜しみない賛辞を送った。

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